ROGO
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3月号
BAU VOICE Users情報誌

 川田洋一の『僕の日頃思うこと...』 in Europe

・・・ 鹿内
 まず今回は面白いニュースが入ったのでお知らせします!
BAU通信11月号で紹介した、アメリカの世界的建築家F.L.ライトの最高傑作、落水荘(Falling Water)ですが、はね出したベランダがこのままだと傾いて落ちてしまうということで、補強改修工事が始まったそうです。私も実際にそれを見ながら、傾いているのではないかと感じつつ、いや、そんなはずは、、、、、、と自問自答していました。しかし、やっぱりそうだったかと自分の平衡感覚の正しさに「なっとく。なっとく。」

 さて、本題ですがオットー・ワグナー(*)という偉大な建築家の自邸を見に行きました。
当時のウィーンはアール・ヌーボー様式や古い伝統様式が入り混じった状態だったのですが、それにこだわることなく、新しいモノをつくろうと活動した中心人物がワグナーです。その意識が自分の家に顕著に表れていました。先に建てた自宅は古い伝統様式っぽいものだったのですが、のちに建てた自宅は直線味を強調して簡明な感覚を受けました。その時代、時代によっての設計意識の移り変わりが実感できる建物で、例えて言うなら、アジアンチックな豪邸がシンプルな風呂屋になった?ようです。(白と青の陶磁器タイル張り)建物の表面ばかり見ていますが、それを使う人たちの文化や人種、用途、生活などが建築には非常に大切なもののように感じています。その意識がない建物は単なる箱の装飾でしかないもの・・・・輝きを失い朽ちていくだけなのかも・・・・
 
(*)オットー・ワグナー
新しい建築は、現代の生活に根ざした新しい要求を満たすものでなければならないとし、幾何学的、直線的で明快な様式を追求して現代建築への道を開いた。

 科学のあしあとと未来 第2回

 時速100kmの壁(と迷信?)への生死をかけた挑戦で、19世紀は幕を閉じました。しかし、20世紀に突入してもなお、人々の生死をかけた挑戦はまだまだ終わりません。地上で最速の生物となった後、今度は空の征服へと乗り出しました。大昔から人類は空にあこがれ、空を飛ぶ夢を持ち、神話や想像の世界で空を飛んでいました。最もよく知られているのはギリシャ神話のイカロスの話でしょう。18世紀にフランスのモンゴルフィエ兄弟(ジョセフ、ジャック)が熱気球で、そしてそのわずか10日後には、同じフランスの物理学者シャルル(シャルルの法則で有名)が、水素ガスの気球による飛行に成功していました(というより浮いていました)が、もっと鳥のように自由に飛びたいという願望は強く、アメリカのライト兄弟が1903年12月に動力(ガソリンエンジン)付飛行機での初飛行に成功します。19世紀末に、スピードを求めて日々高性能化を続けたガソリンエンジンが、ついに人類を大地からの束縛から解き放ちました。そしてまた人々は、この新たに手に入れた乗り物を使って、生死をかけた挑戦を続けていくのです。

「怖いのは、消したつもりと、消したはず」
婦人消防官(火事手伝い) 火達磨 燃子
 「霜柱、氷の梁に、雪の桁、棟に水置き、火をも消えける」

 瓦葺の多い地方で、“水”という字を配した鬼瓦をよく見かける。
怖い火事から、家を守る為に詠まれた句である。あまりにも見事な句で唸ってしまう出来栄えである。火災が発生した場合、燃焼による被害もさることながら、柱や梁が燃えると、屋根の重い瓦葺は、あっという間に倒壊する危険性を含んでいる。この欠点が、破壊消防という初歩的な消火活動に役立つ、皮肉な結果となった。
 村八分という言葉には、葬式の手伝いと火事の消火だけは助けてあげますよ!と言う意味もあると聞く。やはり、火事は特別のものであると言うことである。

化粧品メーカーのホームページを見ると、かなり環境問題に対しての会社の取り組みが報告されています。すべての容器が分別処理できるよとか、動物実験はしていないよとか、ISOを所得したよとか…。その中で資生堂のホームページでは環境問題に関するユーザーの声がちょっぴりですがまとめてありました。やっぱり…、みんな思っていたんですね。
エコねえちゃんは13年9月号で、「化粧品のレフィルの少なさに嘆いている」ということをお伝えしましたが、そのユーザーの声の約半分を占めていたのはまさに容器がもったいないという項目でした。空き瓶回収をしているメーカーもあるようです。でも、販売員さんからは聞いたこともなければポスターひとつ目にとまったことはありません!知らないのは私だけだったんでしょうか?新聞をもっと読めということなんでしょうか?大変ショックをうけて凹んでしまいました。頼むから、もっと宣伝してくれよ〜!
化粧するということ自体、自然の摂理に反しているのでは?とも思ったりします。が、だからといって私は、スッピンで闊歩する素材も勇気も持ちあわせていませんでした。化粧は一つの文化なのだからと自分に言い聞かせつつけちって安い化粧品を購入するときでさえ、なんだかこれって贅沢してるわ〜と、心がモヤモヤしてスッキリしない私です。

 連載 井戸端会議 第15

「ねえねえ、設計事務所ってたくさんあるけど、一般の人には違いが解らないよね?」
『そうだね。そんなの知る機会がないものね。どうしたの?』
「うん、知り合いがその友達の建築士に設計をお願いしたら、出来ないって言われたそうなんだ。」
『そっか。設計事務所にもいろいろあって解りづらいからね。大きく分けて意匠設計、構造設計、設備設計があるけど、それぞれ専門が違うから、一概になんでも設計できるとは言えないしね。同じ医者でも内科と外科、眼科などがあるようなものだから、、、。』
「うちは意匠設計事務所。一般の人がイメージしているものと、そんなにかわらないよね。」
『でも、さらに意匠設計事務所でも、ビル専門や公共工事専門、住宅専門もあるし、住宅専門と言っても和風が得意、洋風が得意、モダン系が得意、ログハウス、、、、と。』
「自分に合った設計事務所を探すのも大変かも。」
『そうだね。なんとかわかりやすくしたいよね』
「でも、とにかく建物を建てるってなったとき、一番に相談してもらいたいな。」
『うん、適格なアドバイスができるからね。』
「ところで、建築士の試験は難しくなってきてるの?」
『そうみたい。年々ね。』
「でも、五肢択一だから間違って受かっちゃうかも、、、。」
『あり得なくは無いけど、100問もあるんだよ。』
「楽勝、楽勝。鉛筆転がしで生きてきたから。」
『たくましいねぇ』
「任せときなさい!一発勝負!」
『でも、鉛筆は六角形。「はずれ」が出たらどうするの?』
「まず〜い、もう一杯(一回)。」
『青汁のCMですか、、、』


BAU伝言板
小館木材-小館さんからの投稿をひきつづき紹介します。
『品質確保促進法と在来工法』2  
 品確法は住宅の品質(性能)について明記している。明確な住宅の性能を表示するとはどんなことか。車が時速100kmまで出るとか150kmまで出るとか、2000ccのエンジンであるとか4ドアであるとか、そんな性能を表示するということである。 木造住宅の場合、木材の劣化現象をいかにおさえるか、長持ちさせるにはどうしたらよいか、などのいくつかの項目にわかれてくる。青森においては昔から「いい家はひばで建てろ」とよく言われる。基準には、軸組に使われる木材はJAS耐久性区分のD1の樹種を使いなさいという項目がある。JAS耐久性区分Dlの樹種は、ひば・米ひば・こうやまき・檜などが含まれる。参考までに、D2は、赤松・黒松・米つがなどである。昔から言われているように、ひばで建てればこの点はクリアする。長持ちさせるには、まず樹種選びからとなる。
 住宅における欠陥にもいろいろあるけれども、手直しのきく欠陥と致命的な欠陥とがある。住宅の構造躯体部分の欠陥については、直しようがない場合が多い。構造躯体部分について、たとえば床の傾斜、壁の傾斜などがある。床の傾斜は床自体よりも基礎や土台にその原因がある場合が多い。木材において、狂いやそりの欠陥は、ほとんどが木材の乾燥過程で発生する。乾燥の程度が進むにつれてねじれたり、そったり、縮んだり、割れたりするのである。
---次回につづく---
次回は昔の大工さんの家づくり 〜 現在の家づくりをお送りします。



          几帳面 (きちょうめん)

柱や板などの面の取り方からいわれたとされている。奈良時代に上流家庭でよく使われた几帳(*)の柱は角を削り取った後に、さらに刻み目を入れた面の取り方が多く用いられた。この種の面を几帳面というようになり、几帳面の形がいかにもきちんとして端正に見えるところから、折り目正しくきちんとしていることを「几帳面」というようになった。
やっとのことで春らしさを感じられる時期になってきました。雪が消えると目立ちはじめるのが、砂埃とゴミ。大きなブラシを回転しながら走る黄色い清掃車の出番がやってきます。しかし、ゴミや空き缶までは拾ってくれません。以前、クリーン作戦というゴミ拾いに参加したことがありますが、ひどいですよ。環状7号線バイパスでは緑がある中央分離帯がゴミ捨て場に化していました。やはり、モラルが低いとしか言いようがありません。そういう人に限って自宅はきれいだったりして、、、。すべてを白く隠してしまう雪。解けたらゴミが出てくる街はいやですね。

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